【パース10日AAP】 WA州で11日に実施される州議会選挙で、バーネット州首相が率いる自由党政権が10年ぶりに労働党に政権を譲り渡し、マクゴーワン労働党政権が誕生するのではないかとの予想が強まっている。
WA州は国内における失業率が最も高く、本会計年度の赤字額が30億豪ドルで、負債額は向こう数年内に410億ドルに達するとみられている。今回の5週間に及ぶ選挙戦でも、資源ブームの終息のなかで低迷する州経済の建て直しに議論が集中した。
経済政策として自由党は同州の発電所のウェスタン・パワーの一部民営化を提案する一方、労働党はこれに反対し、代わりに公的サービス機関におけるコストを7億5000万ドル削減することなどを提案している。