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死亡した釣り人 救命胴衣なし

【シドニー12日AAP】   シドニー北部で岩釣りをしていた男性3人が荒波に飲まれ、1人が死亡した。死亡した外国籍の男性(23)は、救命胴衣を着用していなかった。

3人は12日早朝、マンリーのブルーフィッシュポイント沖から引き上げられ、生存した2人も予防措置として病院に搬送された。NSW州ライフセービングは、男性の死は避けられたとして憤りを示した。

同日、シドニー南部のカーネル近郊でも岩釣りをしていた男性(20)が転落した。男性は救命胴衣を着用していなかったが、別の釣り人が投げ入れた救命具につかまり、救出された。

州政府は昨年12月、岩釣り安全法を通過させた。12か月の試行期間でランドウィック地域での岩釣りに対し、救命胴衣着用を義務付けたばかり。釣り人の中には、適切な履物とウエットスーツで十分だと反対する意見もあった。

気象局は今後数日、シドニー沿岸部で波の高さは1メートルと予想しており、13日は強風警報も発令している。

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