【シドニー14日AAP】 シドニーにある、国内最大の青果市場の駐車場屋根に太陽光パネルが設置された。費用1400万ドルのソーラーパネルによって、毎年930トンを超える炭素排出削減につながるという。
NSW州のロバーツ都市計画相は14日、フレミントンのシドニー・マーケットで、「毎年車500台を道路から取り除き、住宅257棟への電力供給量に相当する」と、同ソーラーパネルについて話した。マーケットの敷地43ヘクタール全体に電力を供給し、外部電源の購入量を抑制する。
一方、ここ数か月たびたび停電が発生したSA州では、再生可能エネルギーを保管するために国内最大の蓄電池を建設すると、州政府が約束している。これについてロバーツ氏は、再生可能エネルギーの重要さを認識したうえで、「1つの供給源に頼らず異なるエネルギー源を使う必要がある」との見解を示した。
ソーラーパネル設置に加え、シドニー・マーケットではフレミントン駅と結ぶ歩道橋や店舗用のエレベーター、350台分の駐車場増設なども計画されている。