国際

NTガスプラント 従業員多数一時帰休

【ブリスベン15日AAP】   NT準州ダーウィンで行われている360億ドル規模のIMPEXガスプロジェクトで、契約争議を理由に従業員600人以上が一時帰休を余儀なくされた。

国内建設大手のラング・オルーク社は、コンソーシアム(共同事業)パートナーである川崎重工業との契約争議を理由に、地元従業員およそ245人および“フライイン・フライアウト(FIFO)”と呼ばれる出向従業員およそ395人を一時帰休させた。地元従業員らは帰宅を勧められ、FIFO労働者にもできるだけ早い航空便が用意されるという。両社はコンソーシアム・パートナーとして巨大低温タンク4基の建設を受注しており、およそ91%が完了したとされる。

プロジェクトの主要請負先であるJKCオーストラリア社は、契約状態は変わらないとして、「両社は争いを解決し、プロジェクトは継続される」と確信を見せた。

連邦野党労働党のショーテン党首は、「雇用者間の契約紛争を理由に労働者が帰宅させられるとは非常に悲しい」と述べ、従業員らの復職に向けて政府が介入するべきとの見解を示した。

この記事をシェアする

その他のオーストラリアニュース記事はこちら