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2月失業率が上昇 野党党首「不安」

【キャンベラ16日AAP】  オーストラリアの2月の失業率が16日発表となり、5.9%と前月の5.7%から上昇したことが分かった。約1年間で最高水準となる。専門家の間では横ばいとの見方が多かったが、予想外の上昇に野党のショーテン党首は「不安な数字」との見解を示した。

2月だけで6400人の雇用が消失したほか、パートタイム雇用への変更が増加。一般の雇用労働者の標準に達しない時間や日数による雇用で、さらに仕事を探している不完全雇用者が過去最高となる110万人と、全体の8.7%に達した。

ショーテン野党党首は「不完全雇用者と失業者を合わせた180万人以上が、仕事がないか十分にない状態にある」と述べ、「大きい問題だ」と指摘。一方、ウエストパック銀行とオーストラリア商工会議所による動向調査では、今年の国内雇用率が約2%上昇すると予想している。

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