【メルボルン18日AAP】 VIC州では18日からカモ狩猟の解禁が始まったが、動物愛護者らは狩猟シーズンを「大殺戮」と称し、 ダニエル・アンドリュース州首相のオフィス前に来週抗議のため250羽の鴨の死体を遺棄する計画を明らかにした。
18日朝に狩猟者らが集まる湿地帯へ入った「反カモ狩猟団体」のベテラン活動家のローリー・レヴィーさんは「傷ついたカモを助けるために浅瀬に入らなくてはいけなくなり、930ドルの罰金と狩猟シーズン中の湿地帯への立ち入り禁止を命じられた」と述べた。
レヴィーさんは「狩猟解禁の20分前にはすでに狩猟が始まっていた。狩猟には狩猟管理局や警察の高官たちがいたにも関わらず狩猟を止めさせようとはしていなかった」と憤りを表した。
同団体はソーシャルメディアに、狙撃されたカモが空から落下していく光景のビデオを掲載し、アンドリュース首相に対して「この殺戮を止めて」と切実に訴えている。