【シドニー20日AAP】 NSW州でティーンエージャーの患者が、公立病院の駐車場料金が高すぎると署名活動を行った。これを受けて州政府は、駐車場運営会社らと再協議して7月から変更する意向を発表した。
稀な血液疾患を患うギボン・グッドマンさん(14)は8か月前、シドニー児童病院の駐車場料金に家族が何千ドルも払っているとして、署名活動を開始した。
ベレジクリアン州首相は20日、連結収益で州政府に1100万ドルの負担となるが、およそ30の駐車場運営会社らと再協議すると発表した。7月からの変更で、家族は現行の駐車料金の10%を払うことになり、週200ドル節減するケースもあるという。また、週2回以上病院を訪問する場合は駐車場割引用のコンセッションカードを申請できる。
ギボンさんは、「これほどの反響を得られるとは思わなかった。信じられない成果だ」「民主主義を立証する。政府は市民の声に耳を傾ける」と話した。
州野党労働党のセコード影の保健相によると、苦情の中で駐車場の問題は3番目に多いという。