【キャンベラ21日AAP】 重度のアレルギー患者にとって緊急時に欠かせないエピペンで、4つのバッチが欠陥品としてリコールされた。
リコール対象のエピペンは使用時に正しく注入できない可能性があるとされ、患者が必要量のアドレナリンを直ちに得られない、もしくは全く投与されない危険がある。
治療製品管理局(TGA)は、アドレナリン300マイクログラムの自動挿入式注射針について、ラベルや箱に記載されているバッチ番号と有効期限を確認するよう呼びかけている。リコール対象エピペンは、有効期限2017年4月で、バッチ番号は5FA665、5FA6651、5FA6652、5FA6653。これらのエピペンは薬局で無料で交換できる。TGAによると、同バッチは世界中におよそ8万本流通されているが、このうち2本で正しく作動しなかったと確認された。エピペン・ジュニア150マイクログラムなど、他のエピペンに影響はないとされる。