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住宅保険料 保険会社によって大差

【シドニー21日AAP】   調査の結果、保険会社によって同じ物件の住宅家財保険料金に大きな差があることがわかった。

監査機関Emergency Services LevyInsurance Monitorによると、NSW州内の11のサバーブで、同一物件の住宅家財保険料金は、平均で最大1100ドルの差があった。最も差が大きかったのはシドニー西部ブルーマウンテンズのメドロー・バスの住宅で、見積もりの最低額1106ドルに対し、最高額はおよそ2.5倍の2794ドルだった。同機関のアラン・フェルス教授は「住宅保険業界で競争が十分行われていないと言える」と述べ、懸念を示した。

これに対してオーストラリア保険委員会(ICA)は、保険会社のプランごとに補償内容は異なるとして、フェルス教授の比較は誤解を招く恐れがあると批判した。保険料金が高いプランでは、合意された額ではなく、全額補償するものもある。

フェルス教授は、各保険会社が提供するプラン内容を比較するよう消費者に奨励している。

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