【ブリスベン22日AAP】 QLD州でバスの運転手にたいする暴力や襲撃が増加しているとして22日、鉄道・バス組合の組員らがブリスベン地域裁判所の外で抗議デモを行った。1月と2月で合わせて運転手に対する身体的な暴力が10件、暴言が53件となっている。
QLD州では昨年10月、ブリスベン南部のムールーカでバスを運転していた、マンミート・アリシャーさんが男に火をつけられ死亡する事件が起きた。犯人のアンソニー・オドノヒュー被告(29)は殺人や他の乗客らの殺人未遂容疑ですでに起訴されている。
鉄道・バス組合のブラウン氏は、「襲撃の件数が昨年よりも増加傾向にあることを示している」と述べる一方、運転手はマンミート氏に起きた事件が、いつ自分の身に降りかかるか分からないと感じているとコメントした。