【キャンベラ24日AAP】 オーストラリアのターンブル首相と中国の李克強首相は24日キャンベラで会談した。李首相は会談後の会見では、南シナ海を軍事拠点化しているとの批判に対し、李首相は建設している人工島や施設は民間用で、船舶や航空機による航行の自由を保護するためのものだと反論した。
南シナ海周辺では、水産資源、石油、ガスなどが豊富なことから、過去何十年にもわたって論争の火種となってきた。また、中国は同海域で7つの人工島を建設し、それらすべてに軍事施設や設備を配置していると報道されたことから、国際社会から批判を浴びていた。
ターンブル首相は、各国が国際法に従い、見解の違いを平和的に解決すべきとの考えを示し、「関係するすべての国が、批判されているような軍事化行動も含め、緊張を高めるような行為を慎むことを望んでいる」と述べた。