【パース24日AAP】 パースで開催されていたスカイダイビングの全国大会で23日、36歳のビクトリア州に住む男性が事故により死亡した。4人のフォーメーションによるダイビングの際、男性のパラシュートの紐が他の参加者に巻き付いたことが事故の原因とみられている。
オーストラリアン・パラシュート・フェデレーションのロブ・リボウ氏によると、死亡した男性はダイビングの経験がこれまでに500回以上あり、当日のフォーメーションも特に難易度が高いわけではなかったとの見解を示し、「何らかの理由でお互いを切り離す十分な時間がなかったのだろう」と話した。もう一人の男性に怪我はなかった。
同大会の参加者らは23日夜、亡くなった男性に敬意を払うために、大会の続行を全会一致で決定する一方で、メディア取材はすべてキャンセルした。リボウ氏は「テクノロジーの進歩などにより、ダイビング自体は非常に安全なはずだが、残念ながらリスクはあり、まれなことだが事故が起きる場合もある」と述べた。