【シドニー25日AAP】 NSW州のベレジクリアン首相は25日、オーストラリアを訪問中の中国の李克強(リー・コーチアン)首相とシドニーで会談し、NSW州と中国間の貿易関係の重要性を再確認した。
NSW州にとって中国は最大の輸出入相手国で、20分の会談では両者の中で貿易関係が最も最重要事項として認識されていたという。
「エメラルドシティ」の愛称で知られているシドニーの魅力は中国旅行者だけでなく、李首相にも通じたようだ。今回で訪豪3回目となる李首相は、 3回ともシドニーに訪問していることを指摘し「中国にとってシドニーはなじみ深い町だ」と述べた。
2016年9月までの1年間で、中国人旅行客が観光業界にもたらした収益は27億ドルにも上っており、高等教育を学ぶ中国人学生は外国人留学生全体の40パーセントを占めていることから、教育や観光部門も重要な課題となっている。