【SA4日】 SA州政府は、電気自動車の保有者に課す道路利用税の導入について、一年間先延ばしとする方針を明らかにした。同様の税が導入される州の状況を見るために時間が必要と説明している。電気自動車への道路利用税の導入が実現すれば世界初となる。
利用税は今年7月1日から導入予定で年間当たり100万ドルの税収を見込んでいたが、州政府はこれを一年間遅らせると決めた。同州のルーカス財務相は、導入を遅らせることによって、同様の税を導入するVIC州などの状況を見極めることが可能になるとしている。
ルーカス財務相は利用税導入の理由について、電気自動車を運転する場合は給油所で支払う燃料税を支払っていないため、道路ネットワーク維持への還元が少ないと説明。「国内では今後、電気自動車の利用者が増えると予想され、この改革は確実に実現する」と述べた。
ソース:abc.net.au-Electric vehicle user charge put on hold as SA Government monitors similar taxes interstate