【ブリスベン28日AAP】 QLD州観光業評議会は、カテゴリー4のサイクロン「デビー」による被害イメージによって、州全土で観光客数が著しく減少すると懸念を示している。
28日正午にエアリー・ビーチ北に上陸したデビーは、ボーウェン、エアリー・ビーチ、プロサーパイン、ウィットサンデー諸島などを停止状態にした。州観光業評議会のダニエル・グシュウィンド責任者は、被害を受けた州北部のみでなく、全土で観光客が予約をキャンセルする可能性が非常に高いとして、「QLD州のほとんどの地域は通常通り営業していると伝えることが重要だ」と話す。
人気のヘイマン島やハミルトン島を含むウィットサンデー地帯は、1日の観光収益がおよそ200万ドル、年7億ドルにも及ぶことから、今回の規模の災害による影響は非常に大きい。前回被害が大きかった2011年のサイクロン「ヤシ」では、州全体で観光業の損額は4億ドルと見積もられた。
グシュウィンド氏はまた、マッカイの観光案内所がバックパッカーに連絡を取って安否を確認するなど、州北部のホテルやホリデーパーク、観光事業者の災害対応を称賛した。