【キャンベラ6日】 フランスのオリビエ・ベラン保健相が、イタリアに続きオーストラリアへの新型コロナワクチンの輸出を阻止する可能性があることを示唆したことから、オーストラリア国内でのワクチン供給量が不安視されている。
イタリア政府はEU域内で初めて、大手製薬会社アストラゼネカのワクチンのオーストラリアへの輸出差し止めを行っている。ベラン仏保健相は「フランスはイタリアの輸出規制を認識しており、我々も同様のことをする実行することができる」とコメントしている。
EUは、EU加盟国内でのワクチン供給を巡って、ワクチン製造業社が供給量を満たしていない場合は輸出を阻止すると発表しており、その規制に準拠した形になっている。
モリソン連邦首相はこの対応に対して、イタリアでのコロナの現状を認識しているとし「EUはEU域内でのワクチン供給に対して責任があり、豪政府はこの種の問題の可能性も加味している。そのため多くのワクチンは国内製造をしている」と国内でのワクチン供給不足の可能性を否定している。
メルボルン北部のワクチン製造工場では、およそ5000万人分のワクチンが製造される予定になっている。
ソース : news.com.au – France could follow Italy’s lead by blocking COVID vaccine shipments to Australia