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里親制度 州政府が3万7千ドル支給

【シドニー29日AAP】  NSW州政府は、身寄りのいない子どもたちを養子に迎えるフォスターペアレント制度を促進するため、一人の子どもを引き取った里親に対し、年間3万7000ドルを支給することを決めた。同州政府は、今後4年間で9000万ドルを拠出するとしている。。

NSW州のガワード家族・コミュニティサービス相によると、現在州内には1万9000人の子どもたちが里親を必要としており、制度の改正により、毎年さらに900人の子どもをサポートする必要があるという。同相は補助金の支給を決めたことについて、「養子を迎える家族から、経済的な不安を取り除きたい」と説明した。

NSW州は、4歳までの子どもを養子とする里親には2週間ごとに488ドル、ティーンエージャーでは最高738ドルまで支給するとしている。2015年~16年度は、NSW州で68人が養子縁組しており、ガワード同相は来年度、100人まで増やしたい考え。

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