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洪水危機未だ続く NSW州北部

【シドニー1日AAP】   NSW州北部のリズモアやマーウィランバーでは洪水が収まり始めてきたが、増水した激流が南西へ押し寄せているため下流地域では未だ厳戒態勢が敷かれている。

気象庁によると、1日昼の時点で北部海岸地域のカシノ、コラキ、バンガワルビン・ジャンクションやウッドバーンでリッチモンド川がピークに達しており、熱帯性低気圧になった元サイクロン「デビー」によって引き起こされた大洪水で2人が亡くなっている。

NSW州緊急救援局(SES)は、1日にキャベッジ・ツリー島に住むおよそ160人の住民らに避難命令が発令されたとし、数日中に周辺地域でも河川の増水と低地の洪水の恐れがあるため避難命令が発令される可能性があるとした。

先月31日にリズモアでは堤防が決壊し、ウィルソンズ川の水位が11.6メートルに達しており、過去最高記録の1974年の12.1メートルに迫る史上最悪の大洪水となっている。

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