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さらなる洪水犠牲者を懸念 NSW

【シドニー3日AAP】   NSW州北部を襲った洪水の影響で、3人が乗った車両がツイード川で流された。洪水犠牲者がさらに増える可能性が心配される。

タンブルガム近くで3日午後、車両は完全に水没した。10歳の少女は脱出したが、同乗していた運転手の女性と2人の子どもが行方不明となっている。目撃者によると、少女が「母と妹、兄の3人が流された」と叫んでいたという。4日午前、警察のダイバーが捜索を行う予定。

今回の洪水で36歳と64歳の女性2人が流され、マーウィランバでは46歳の男性が心臓発作で死亡した。サウス・マーウィランバのキャラバンパークでも45歳の男性が死亡しているが、死因はわかっていない。

洪水の被害を受けたリズモア、マーウィランバ、ツイードヘッドの住民らには帰宅許可が出された。ベレジクリアン州首相とターンブル連邦首相は3日、被災地を訪問し、復興コーディネーターの派遣や格安ローンなど救済支援を約束した。ベレジクリアン州首相は、「今回の洪水被害は40年に1度の規模だが、異常気象は今後増える一方」と警告するとともに、保険会社らに対して顧客の保険請求を迅速に処理するよう促した。

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