【キャンベラ4日AAP】 オーストラリアを訪問中のアフガニスタンのモハマド・アシュラフ・ガニー大統領は、ターンブル連邦首相およびペイン国防相と2日間の公式会談を行った。
オーストラリアからアフガニスタンには、主に首都カブールに兵士270人を派遣している。ガニー大統領は、「米国のジョン・ニコルソン司令官がアフガニスタン駐留の兵士をさらに5200人要請している」と明らかにした。オーストラリア兵士の増強について同大統領は、「国家の決断事項」と答えた。
オーストラリア軍が2013年の撤退前に本部基地としていたアフガニスタン・ウルーズガーン州は、現在タリバンに侵略されている。ガニー大統領はこれを“一時的な後退”とみている。また、同国東部でのイスラム国による脅威を認め、「当局は絶え間なく対応している」と話した。
ガニー大統領はまた、自国の兵士や警察を即席爆発から守る、オーストラリア製の装置を高く評価した。オーストラリアは過去2年で同装置を15万個提供しており、今年さらに3万4000個を送る予定。