【アデレード6日AAP】 米の航空機開発製造の最大手ボーイングがこのほど、SA州アデレードに新しい軍事システムのサポートや研究、開発などを行うハブを開設することが明らかになった。SA州政府も財政援助を行っており、250人の雇用創出につながるとみられている。
SA州のウェザリル首相とボーイング・ディフェンス・オーストラリアのエドワーズ社長は6日、双方向の参加と協力を約束する証書に署名した。エドワーズ社長はSA州への進出について「待ち望まれたもの」だとした上で、「これからより大きく成長していく旅の始まりだ」と述べた。
ボーイングは、QLD州で3000人を雇用するなど、オーストラリアにおける雇用人数は米国以外で最大となる。旅客機や軍用機のほか、宇宙開発やセキュリティシステムなども手掛けており、世界中で14万人を雇用している。