【キャンベラ7日AAP】 連邦のターンブル首相は、米国がシリアの空軍基地を攻撃したことについて、アサド政権が行った「戦時における衝撃的な犯罪」への速やかな対応だとして、これを支持する意向を表明した。シリアでは4日、政府軍が使用した化学兵器で、子どもを含む多数の死者が出ている。
ターンブル首相は、米国によるシリアへのミサイル攻撃の前に、米国のマティス国防長官と連邦のパイン国防相の間において、シリアに対し攻撃を行う方針が伝えられたことを明かした。またターンブル首相は、オーストラリアは攻撃には参加していないものの、「現在行われているイラクとシリアでの軍事任務」の同盟国として、全面的に支持するとの姿勢を示している。
ターンブル首相は、シリア軍が猛毒のサリンとみられる化学物質を使用したことに対し、「このような武器の使用はいかなる状況でも違法」との考えを示し、「戦争犯罪であり、人類へのあからさまな背徳行為」と強く非難した。さらにロシアに対し「紛争を終わらせるために、役目を果たす義務がある」と述べた。