【NSW12日】 消費財メーカー大手ユニリーバはこのほど、石鹸やシャンプーなどの容器に表示されている“ノーマル”の表記を廃止すると発表した。言葉自体が包括的ではなく、消費者にネガティブな印象を与えるためとしている。
これまでは、特定の商品を消費者に合わせて推奨するため、肌質や髪質の違いを“ノーマル”、“乾燥”、“細い”、“脂っぽい”などに分類して表記していた。英国を拠点とするユニリーバは9日、世界で全ての商品を対象に“ノーマル”を削除すると発表していた。
ユニリーバ・オーストラリアNZは、「オーストラリアは最も多様な国の一つであり、商品に使われる言葉は多様な顧客ベースと、われわれの価値を反映したものであるべき」と説明した。また、オーストラリアでは何十万人もの人が同社の商品を使用しているとして、「有害な慣習やステレオタイプなどと闘っていきたい」と述べた。
ソース:news.com.au-Unilever removes the word ‘normal’ from all soaps, shampoos and beauty products