【キャンベラ8日AAP】 第二次世界大戦中に日本と連合軍が戦ったパプアニューギニアでの「ココダ道の戦い」から今年で75年を迎え、ターンブル首相はオーストラリアとパプアニューギニア間のマイトシップ(仲間意識)に敬意を表し戦没者に追悼した。
ココダ道にあるイスラバ記念碑を訪れたターンブル首相は献花を捧げ「75年前にこの場で戦ったオーストラリアとパプアニューギニア兵士たちの勇気と忍耐とマイトシップ、そして犠牲によって、前進する日本軍を撤退させてオーストラリアの安全が守られた」と述べた。
ココダ道の戦いで約625名のオーストラリア兵が死亡し1600名以上が負傷したと言われている。
担架兵としてオーストラリア兵をサポートしていた現地先住民たちは「縮れ毛の天使」の愛称で呼ばれその献身さを賞賛されていた。
太平洋で最大の戦没者墓地で、約4000人ものオーストラリア兵が眠っているボナマ戦没者墓地も訪れた豪首相は「ここは我々が忘れてはいけない厳粛な場所だ」と戦没者の犠牲に敬意を表した。