【キャンベラ9日AAP】 9日からインドを訪問予定のターンブル連邦首相は、世界で最も急成長しているインドとの関係を次の段階へ発展させるために、インドのナレンドラ・モディ首相と一対一の会談をしたいという意向を明らかにした。
オーストラリアとインドの両国は、イギリス連邦に属している安定した民主主義国として多くの共通の価値観を持ち適合性が高い。
インドはかつて中国に比べて成長率が伸び悩んでいたが、企業と人々の努力により今や著しい経済急成長を遂げている。ターンブル首相は「インドは21世紀に入って経済発展に一心に力を注いでいる」とモディ首相を賞賛している。
インドはオーストラリアにとって5番目に大きい輸出入国であり、2015〜2016年度の貿易総額は190億ドルだったが、今後さらに上昇していくと見込まれている。
ターンブル首相は「オーストラリアの石炭がインドの経済発展に重要な役割を担うことを会談で説明したい」と述べた。