【ブリスベン10日AAP】 QLD州のグレートバリアリーフで、サンゴ礁の白化現象が相次いで発生している問題で、地球温暖化がその原因であることがわかった。
オーストラリア研究評議会・サンゴ礁研究拠点の行った最新航空測量によると、グレートバリアリーフ南の3分の1のみが健康な状態であるという。
研究者のテリー・ヒューズ教授は、2017年に発生した大量白化現象は地球温暖化が原因だと指摘した。「二酸化炭素排出により温暖化が進み、海水温の上昇を引き起こしている。回復が早いサンゴ礁でも完全に健康な状態に戻るには10年かかる」と述べた。
グレートバリアリーフでのサンゴ礁の白化現象は、過去に1998年、2002年、2016年と2017年に発生している。