【シドニー11日AAP】 VIC州との境近くにあるNSW州のオーバリーで、過去5週間でカモノハシ3匹が「故意に」殺されているのが発見され、国立公園・野生動物局では事件として調査中だとした。
野生動物保護団体のスポークスマンは「カモノハシは見つけにくく捕獲するのが非常に難しい動物。 犯人がどうやって捕獲して殺したのかは現段階では不可解」としている。
3匹の死体は市内の植物公園で発見され、そのうちの2匹は「鋭利なもの」で首を切断されていたという。
国立公園・野生動物局は「カモノハシはオーストラリアで親しまれている動物の1つ。3匹を残虐な方法で殺した犯人を見つけたい」と人々からの情報提供を呼びかけている。
在来動物への虐待は国立公園・野生動物法によって罰則が適用され、1万1000ドルの罰金と6ヶ月の禁固刑が科せられる。