【ACT16日】 欧州複数国は、アストラゼネカ製の新型コロナウイルスのワクチン接種後に複数例で血栓が認められたため、接種を一時見合わせると発表した。オーストラリアの首席医務官は接種を中断しない意向を示している。
ケリー首席医務官は16日、「国内でアストラゼネカ製のワクチン接種を中断する理由はない」「ワクチンと血栓の関連は確認されていない」と話した。英国で1,100万人が同社ワクチンを接種したが、血栓が増加した証拠はないという。また、国内で同社ワクチンを接種した人の中でも血栓の増加は認められていないという。
デンマーク、ノルウェー、オーストリア、フランスおよびドイツが同社ワクチンの接種を一時見合わせると決定した。理由の1つに50歳未満での血栓発症を挙げている。
アストラゼネカ社は16日、「安全が最優先」「英国および欧州の保健機関と連携して評価を行う」と声明を発表した。
ソース : abc.net.au – AstraZeneca COVID-19 vaccine rollout will not be paused over clot concerns, Australian Chief Medical Officer says