【NSW17日】 NSW州の地方部で住宅の空室率が大幅に低下していることが、NSW州の不動産研究所(REI)による統計で明らかになった。空室率は多くの地域で1%を下回っているという。連邦政府は地方部への移転を奨励する460万ドル規模のキャンペーンを開始させたが、住宅の確保が難しい状況だ。
統計によると、ノーザン・リバーズでは先月、住宅の空室率が0.6%と1月の1.4%から急落した。一方、シドニーの空室率は3%だった。REIのマッキビンCEOは0.6%は非常に懸念される数値とした上で、「(空室)はないに等しく、借り手にとって困難な状況」と話した。
一方、政府は都市部から地方部への移転を奨励する「Move to Moreキャンペーン」を立ち上げたばかり。バイロンベイのリチャードソン市長はキャンペーンについて、本当に人の流入が必要な地域にだけ焦点を当てるべきで、必要のない地域もあるとの考えを示した。
ソース:abc.net.au-Residential vacancy rates crash in regional New South Wales