【NSW19日】 最大野党労働党のアルバニージ党首は19日、オーストラリアの農場で働く労働者たちが「奴隷」のように扱われ搾取されているとする報告書を提示し、問題を早急に見直す必要があると訴えた。
同報告は、未経験者レベルの農場での仕事に関する求人広告1,000件以上と労働者へのインタビューに基づいて作成された。報告によると、給料は最低賃金を下回り、標準以下の住宅に高い賃料を払い、場合によっては人種差別や性虐待も行われているという。
労働組合NSWが作成した同報告書では、収穫の際に時給が2ドル以下というケースも珍しくないとしている。アルバニージ党首は海外からの出稼ぎ労働者やバックパッカーがいなくなり、人手不足が続く中、国内で人出を確保するためにはなおさら搾取が起きないよう労働環境を見直す必要があると述べた。
ソース:news.com.au-Exploitation at Aussie farms revealed in new report