【メルボルン16 日AAP】 高齢者福祉・先住民健康担当のケン・ワイアット国務相は、臓器や細胞組織提供の推進を目的とした国家改革計画の報告を行い、臓器提供により過去最高の約1800人の命が救われたことを明らかにした。
ワイアット国務相は、2016年に死後503名と生前267名からの臓器提供があり、1713人という記録的な数の命を救うことができたとした。
この数字は国家改革計画が始まった2009年の1月以来2倍の数となっているが、「健全なる進歩の途中。まだ課題は多い 」としている。
ワイアット国務相は、2018年には国内で臓器適合システムを施行する予定だとし「外科技術の進歩により、臓器や細胞組織提供により多くの重体や重度の病状のオーストラリア人の命が救えることができる」と述べた。