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抗生物質の危険性 専門家「削減を」

【シドニー17日AAP】   オーストラリア国内の抗生物質の処方をすぐに削減しないと、単純な感染症も脅威になり、科学療法や臓器移植の場合は命を落とす危険があるとして、感染症専門医らは警鐘を鳴らしている。

今回の警告は、米国で足を骨折した女性が感染症を起こしたが、医師たちは治療できる抗生物質を処方することができず、女性が死亡した事故から来ている。

オーストラリア感染症学会(ASID)の専門家らによると、女性患者の死は高水準の抗生物質耐性(AMR)が蔓延している「脱抗生物質」時代の到来を告げており、 病原菌が治療不可能になることを意味しているとした。

オーストラリアは世界的に見ても抗生物質が多く処方されている国であることから、専門家は「単純な小児期の感染症が再び生命に関わる病気となる。大手術をする場合の死亡率が高くなり、化学療法などはできなくなる」と 抗生物質の使用削減を訴えた。

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