【シドニー20日】 記録的な大雨の影響で、NSW州タリーのカップルは結婚式で合流することができず、離れ離れになってしまう悲劇が起こった。
タリー在住の新婦アーニャ・ケリゲンさんと新郎ジェームズ・ファラウェルさんは、結婚費用を3年間かけて貯めており、20日に晴れて結婚式を挙げる予定だった。
しかし、新婦とその家族と友人27人は、結婚式場である川沿いのファーム・ハウスで身動きが取れない状態になってしまった。新郎たちはタリーの車で50分ほど離れたところにおり、マニング川の洪水により道路が閉鎖したため、2人は合流することができなくなってしまったという。
新郎の弟ダニエルさんは、取材に対して「新婦と新郎新婦の家族たちは停電状態のグランピング・テントとファーム・ハウスで一夜を過ごさなければいけなくなった。新郎は、結婚前は別々に過ごすという慣例に従ってタリーに戻っていたために離れ離れになってしまった」と答えた。
幸いなことに、新婦たちは高台にいるために危険はないとし、最初は落胆していたがシャンパンでお祝いすることにしたという。ダニエルさんは「新郎はいないけど、十分な食べ物と飲み物はここにあるからね」と語った。
ソース: news.com.au – Taree couple separated by flood on wedding day