【ACT21日】 薬品・医薬品行政局(TGA)は21日、アストラゼネカ製の新型コロナウイルスワクチンの国内製造を承認した。初回バッチは今後数日以内に出回る見通しだ。
TGAは「パンデミックの国内対策として、重要かつ非常に胸躍らせる節目だ」「国内製ワクチンが海外製と全く同じ配合と効用であると承認する」と声明を発表した。ワクチンは今後、製造されるバッチごとに製造方法、検査、輸送、保管状態を確認される。
ワクチン接種第2段階の1Bは22日から、数百万人を対象に開始する。70歳以上のの高齢者、55歳以上の先住民およびトレス海峡住民、既存疾患を抱える成人、フロントライン勤務の医療従事者が対象となる。
海外からのワクチン供給問題により、初めはワクチンを週50本しか得られない一般診療所(GP)もある。さらにNSW州の洪水や悪天候により、一部地域でワクチン配達の遅れも予想される。ワクチンの予約を受ける準備が間に合わないとして、GPや患者から不満の声も上がっている。
ソース: abc.net.au – TGA approves domestic production of AstraZeneca’s COVID-19 vaccine