【ブリスベン21日AAP】 QLD州政府は21日、製薬会社メディファームに対し、同州で初となる医療用大麻の合法的な栽培と製薬のライセンスを付与したことが分かった。同社は、来年初めにも製品販売を開始するとしている。
メディファームのベンジャミン社長は、医療大麻を使用した製薬技術で世界をけん引する、イスラエルの製薬会社と提携し、医師による診察で処方箋を受け取った患者に対し、医療用大麻オイルを提供するとしている。QLD州では昨年10月、医療用大麻の栽培と製薬が議会で承認され、先月施行された。
ベンジャミン社長によると、初めはQLD州内の5000人の患者を対象とするが、オーストラリア国内の医師による処方箋があれば、基本的に誰でも同社の製品を購入することが可能だという。また、同社は安全上の理由により、QLD州内に設置する工場について、具体的な場所は明らかにしていない。