【ブリスベン12日AAP】 QLD州のワンネーション党のディクソン党首は12日、次期の州選挙を視野に、同党の公約を発表し、これまで希少動物とされてきたワニの農園を設置し、先住民コミュニティと共同で商業利用していく考えを示した。
ディクソン党首は、「危険なワニのために、観光地から観光客が締め出されている」として、ワニを安楽死させるか、商業利用することを提案。州内で洪水が発生するたびにワニの卵が流れ無駄になっているとして、これらを集め、先住民らが自分たちのビジネスを持てるようにすると訴えた。
さらにディクソン党首は、カッターのオーストラリア党(KAP)が、連邦政府に対してワニの処分、サファリパークの設置、卵の収集の提案を支持しなければ、予算案を阻止するとしていることについて、ワンネーション党の公約を取り上げようとしていると強く非難した。