【シドニー22日AAP】 シドニーを訪問中の米国のペンス副大統領は、ターンブル首相に対して、米国とオーストラリアは揺るぎない関係で結ばれていることを示した。
今年1月には、トランプ米大統領がターンブル首相と電話会談で難民問題受け入れの話をした際に、意見の対立からトランプ米大統領によって一方的に会談が切り上げられた出来事があり、ペンス副大統領は今回の訪問で、米豪関係は「侵害されることはなく不変」なものであることを強調した。
北朝鮮への対応について、中国が抑止のために一層の圧力をかけるべきというターンブル首相の主張に、ペンス副大統領は同意を表し、米国はオーストラリアや他の同盟国と密接に連携していくとした。
マヌス島とナウル島の難民受け入れ問題に関して、「トランプ政権は評価しているわけではない」としながらも「オーストラリアとの歴史的な同盟関係において正しい選択」とした。これに対しターンブル首相は、ペンス副大統領に「トランプ大統領及び陣営の姿勢と誠実さを語ってくれた」と感謝の意を表した。