【キャンベラ24日AAP】 25日のアンザックデーを前に、戦争に参加したすべてのオーストラリア兵を讃える追悼のために準備が進められているが、国内では退役兵らを困惑させる出来事も起きている。
24日に、メルボルンRSLの前にある戦没者記念碑に「戦争は殺人行為」とペンキで書かれてあるのが見つかり、退役兵たちに不愉快な思いをさせた事件が起こった。シドニーでは、バーで「アンザック週間」のイベントを紹介するのに上半身が裸の男性モデルの写真を起用したことで議論を巻き起こしている。QLD州政府はアンザックデーの行進の際に、退役兵たちが持つ銃器の種類を制限する決定をし、「過保護すぎる」と非難された。
しかしながら25日に行われるイベントの主催者らは、 夜明けの慰霊式典や行進に参加する人々に対して多数の敬意を持って準備をしている。
NSW州のデビッド・エリオット退役軍人相は「アンザックデーは戦争で亡くなった兵士を追悼する重要な日。お酒を飲んで酔っ払ったり、ケンカをする日ではないので節度ある行動をしてほしい」としている。