【ACT24日】　　連邦のケネディ財務長官は24日、給与補助政策のジョブキーパーが28日に終了するのを前に、国内経済は依然として新型コロナの世界的流行前の水準を下回っており、完全に回復するにはしばらく時間がかかるとの見方を示したことが分かった。

ケネディ財務長官は現在のところ、経済が低下から85％回復したとする一方、感染が再び拡大する可能性があるほか、貿易や地政学的な緊張が続いているとして、今後も引き続き注意が必要との見方を示した。国内では、ジョブキーパーの終了に伴い、10万～15万人が失業する可能性があるという。

国内の労働市場は予想を上回る回復を示し、2月は5.8％まで回復した。雇用全体は20年3月の水準をわずかに上回るまで回復したが、若者の雇用はパンデミック前の水準を大きく下回っており、15歳～24歳までの雇用率は依然として3.8％低い水準となっている。

ソース：news.com.au-150,000 Australian’s jobs at risk when JobKeeper ends: Treasury