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麻の実を食品として正式認可 保健相

【アデレード28日AAP】  オーストラリア各州の保健当局は、向精神薬の成分が全く含まれないか、少量のみを含む麻の実について、食品としての販売を正式に認可することを決めた。すでに販売されている商品からは、「人間による消費は危険」という表示が取り除かれるという。

連邦のギレスピー副保健相は、大学の研究グループによる研究結果などから、警察が懸念していた違法薬物のような作用はないことが分かったという。ただ、通常は連邦政府による正式な決定の後、6か月で正式に発効となるが、各州や準州では法規の改正が必要となる場合もある。

麻の実を原料とした食品の南半球最大の卸売り業者、ヘンプ・フーズ・オーストラリアのベンハイムCEOは、政府の決定により今後12カ月間の売上げ高が、少なくとも4倍になると見込んでおり、政府が「ついに理解を示してくれた」と喜んだ。

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