【シドニー30日AAP】 自爆ベストを着用した少年がオーストラリア人を殺害すると脅す、新たな映像が浮上した。少年は、イスラム過激派団体(IS)に属するオーストラリア人テロリスト、カレード・シャローフの末息子とされる。シャローフは2014年にも、別の息子がシリア兵の生首を持つ写真がメディアに掲載された。
ニューズ・コープ社が伝えるところによると、映像は最近撮影されたもので、8歳の少年が父親に「どんな方法でオーストラリア人を殺すんだ?」と質問を受けている。
映像はNSW州テロ対策班が調査中。警察は、特定の脅威はないとして、テロ警戒レベルは“probable(起こる可能性がある)”のまま変更されていない。
シャローフは2013年、ISに参戦目的でシリアに渡った。2015年に空爆を受けて死亡したとの情報もあったが、現在も逮捕令状が出されている。妻のタラ・ネトルトンさんは2015年、中東に子どもを残したまま死亡し、ネトルトンさんの母親のカレンさんが孫たちをオーストラリアに連れ戻そうとしたが、失敗に終わっている。