【キャンベラ3日AAP】 連邦政府のターンブル首相は数日中にも、新しい教育予算案となる「ゴンスキー2.0」を発表するが、労働党や予算カットが予想されるカトリック系学校は反対の姿勢を示すと予想される。
必要に応じて教育予算を割り当てる原案を提案したデビッド・ゴンスキー氏も、新予算案を支持しており、連邦政府は今後、教育予算を2017年の175億ドルから2021年までに221億ドル、2027年までに306億ドルまで引き上げるとしている。
ゴンスキー2.0は全国9400校で導入されるが、財政に余裕がある私立校および教会が運営する24校は予算削減となるほか、350校では予算の増加率が縮小するとみられる。また、労働党のショーテン党首は、ゴンスキーの原案と比べ、新案では向こう10年間で総額220億ドルの減少になるとして批判している。