【メルボルン4日AAP】 VIC州の野山で、猛毒キノコが大発生していることが分かり、同州の保健当局は食用のキノコは店で購入し、野生のキノコを採取して食べないよう呼びかけている。
デス・キャップ(Death Cap)と呼ばれる猛毒のキノコが、例年よりも雨の多い天候で大発生しているという。外見は食用のハラタケ(Field Mushrooms)と非常によく似ており、かしの木の近くに生えることが多いという。ただ、デス・キャップを食べた場合には、健康な成人でも48時間以内に死に至る場合もあるという。
VIC州のゲスト保健局長によると、デス・キャップを食べた場合、胃の調子が悪くなり、数日以内には肝機能の低下した状態に陥るという。同局長は「公園などで、かしの木の下に生えているキノコを触ったり、食べたりしないで欲しい」と呼びかけている。