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国内初の陽子線治療センター開設 SA

【キャンベラ6日AAP】  オーストラリアでは初となる、陽子線を使った治療センターがSA州アデレードに設置されることが明らかになった。陽子線は、がんの治療に利用される放射線治療で、連邦政府は同センターの設置に6800万ドルの拠出を決めている。

陽子線治療ではX線の代わりにプロトンと呼ばれる重粒子線を使い、生命維持に必要不可欠な重要臓器、神経組織、骨などに近い場所ががん細胞に侵された場合、目標とする腫瘍をより正確にとらえて治療することが可能となっている。

同センターは、アデレードにあるSA州保健・医療研究所に設置される予定で、2020年までに開設予定だという。また、SA州政府も同センターの建設プロジェクトに資金を拠出するとみられている。

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