【キャンベラ6日AAP】 ターンブル政権は、テレビのスポーツ中継の間に流れるギャンブル関連のテレビコマーシャルについて、規制を強化する方針を明らかにした。ターンブル首相は、午後8時半までのフットボールやクリケットの中継では、ギャンブル関連のコマーシャルを一切放送しないとしている。
政府による規制強化について、ギャンブル反対派のグループや無所属のニック・ゼノフォン上院議員は、「改善への第一歩」としながらも、十分ではないとの考えを示した。また、ギャンブル業界からは「賢明な判断」との声が上がっている。
規制が適用されるのは、スポーツ番組が開始となる5分前から放送終了後5分間、もしくは8時半までとなっている。無所属のアンドリュー・ウィルキー議員もまた、子どもたちは広告やヒーローなどに影響を受けやすく「ギャンブル広告が、子どもたちに与える影響は大きい」と述べ、政府による方針を歓迎した。