【キャンベラ6日AAP】 連邦のターンブル首相は、中国が北朝鮮に対する圧力を強めていることについて高く評価する一方、さらに踏み込んだ対応が必要との見解を示した。ターンブル首相は5日、米国のトランプ大統領と会談し、北朝鮮の核問題についても意見を交わした。
ターンブル首相は、東ドイツとソビエト連邦の関係がそうだったように、北朝鮮は中国の従属国ではないことを理解することが肝要だと述べた。また、中国は北朝鮮と重要な経済的な結びつきを構築してきたとして、「中国は北朝鮮に対し最大の影響力を持っており、最大の責任も持っている」との考えを示した。
ターンブル首相はまた、北朝鮮が名指しで中国に対し「痛烈な怒り」をあらわにしたことについて、「中国が北朝鮮に影響を及ぼしていることを示しており、良いサインだ」との見方を示した上で、「前進はしているが、まだすべきことはある」とコメントした。