【NT3日】 NT準州の先住民コミュニティ、ティットジカラ(Titjikala)に住む、自閉症の4歳の女児が2日午後から行方不明となっていることが分かった。アリススプリングスから南東へ150キロメートルの自治区で、2日午後に家族が姿を見たのが最後に行方が分からなくなっている。
NT準州警察は、ドローンや警察犬、パトロール車両を導入し、陸地と上空の両方からの捜索を進めている。追跡機を導入したところ、最後に目撃された場所から1.8キロメートルの地点まで追跡することが出来たものの、2日夜になっても手掛かりはつかめず、3日はヘリコプターも加えた捜索を早朝から開始したことが分かっている。
NT準州警察のポッツ部長代理は、自閉症の子供たちは自分が迷子になったという自覚や、今何が起きているのかといったことを理解していないため、あてもなくブッシュの中をさまよい続けることが懸念されるとして、「出来るだけ早く女児を保護する必要がある」と述べた。