【パース10日AAP】 WA州政府が12億ドルを投じて建設を進めるパース・スタジアムについて、前政権が目指していた今年12月のクリケット試合「The Ashes」には間に合わないことが明らかになった。また、同スタジアムのこけら落としは、英国のシンガーソングライター、エド・シーランのコンサートとなる可能性が出てきた。
WA州のマリー・スポーツ相は、来年のAFLシーズン開幕にはスタジアムが完成していることについて「自信がある」とする一方、スタジアムへのアクセスとなる歩道橋については、まだ検討中だとして、もし橋の建設が実現しなければ、代替案を考える必要があると述べた。
WA州のワイアット財務省は、エド・シーランのコンサートであれば、スタジアムの客席数分のチケットを完売出来るとの見方を示し、「パースにも世界的に有名なアーティストがやって来るようになる」と述べた。シーランは5万5000人以上の観客に、ギター一本によるパフォーマンスを披露するとみられている。