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アフガニスタン派兵増強を検討 豪首相

【キャンベラ12日AAP】  連邦のターンブル首相は、アフガニスタンへ派遣するオーストラリア軍兵士を今後増強するのかについて、検討を進めていることを認めた。同首相はアンザックデーに合わせ、同地域に派遣された兵士を訪問した際、北大西洋条約機構(NATO)から派兵を要請されていることを明かしている。

オーストラリア国防軍から中東へ派遣された兵士の数は、これまでに1700人以上となっており、このうちイラクとシリアに750人、アフガニスタンに270人となっている。また、2002年以降、アフガニスタンで42人、イラクで2人の兵士が犠牲となっている。

退任が決まっている国防省のデニス・リチャードソン国防長官によると、戦闘への直接介入の段階を過ぎ、現在はアフガン軍の構築に取り掛かっているとして、これが今後長期にわたる見込みであるとの見方を示した。さらに、アフガニスタンでは、国内資源による収益が30億ドル以下だが、国防軍を維持するためには年間40億ドル以上が必要なため、オーストラリアは長期にわたる経済援助も視野に入れる必要があると指摘した。

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