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大規模サイバー攻撃 豪でも調査開始

【キャンベラ13日AAP】  連邦政府は、12日に英国やスペインなどで大規模なサイバー攻撃が起きたことを受け、オーストラリア国内での影響について調査を進めている。英国では、公共医療を提供する国民保健サービス(NHS)のシステムが停止するなど甚大な影響が出ている。

オーストラリアではこれまでのところ、被害を受けたという正式な報告はされていないが、連邦のターンブル首相は「事態を注意深く見守っており、いかなるサイバー攻撃にも対応できるよう準備している」と述べた。また、今回のサイバー攻撃では、悪性のソフトウエア「Wanna Dycryptor」が原因とみられている。

英国のほか、ロシア、ウクライナ、台湾なども深刻な被害を受けており、世界の99か国で7万5000件以上の似たようなサイバー攻撃の報告がなされている。また、英国のNHSでは電話も使用できなくなり、一時治療が遅れるなどして患者の命にかかわる危険な状況に陥った。

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